源泉徴収と年末調整をざっくり説明

ざっくり言うと……

  • 給与所得者は、所得税をあらかじめ源泉徴収され、年末調整で確定する
  • 控除とは、税金を下げる特効薬のようなもの
  • 還付申告で、多く納めた税金を取り返す
  • 副業で利益が出れば、給与所得者でも確定申告が必要

 

給与所得者は、所得税をあらかじめ源泉徴収され、年末調整で確定する

サラリーマンや派遣、パートやバイトで勤めている人は、給料の支給元である会社が、税金の計算から納税までを済ませてくれます。

 

源泉徴収とは?

会社は、あらかじめ給料から所得税を差し引いて支給します。

これを所得税の源泉徴収と言います。
支給元(源泉)で天引き(徴収)するから源泉徴収なんですね。

 

源泉徴収で天引きされている税額はどこから決まるの?

所得税は1年間の給与の合計から算出されます。

ということは、正確な所得税額が判明するのは1年分の給与を支給した12月のはずです。なのに新入社員も入社早々、4月分の給料から源泉徴収で天引きされています。

これは、所得税法で決まった概算方法で税額を算出しています。
取りっぱぐれのないよう、事前に『大体こんなもんだろ』的な税額で引かれているわけです。

ただしあくまでも概算です。実際に支給された給与や、税額を減らす控除が後から追加されることによって、最終的には概算で引かれた額と、実際に判明した額で所得税にズレが生じます。

そのズレを直す処理が年末調整です。

 

年末調整とは?

給与所得者は年末調整によって正しい税額確定します。

あらかじめ源泉徴収されていた所得税よりも、最終的に納めるべき所得税額が低くなれば、多く徴収されていた分が返ってきます。これが年末調整の還付金です。

 

年末調整の還付金とは?

年末調整時に各種控除を適用することで最終的な税額が下がると、取られ過ぎていた分が還付(返金)されます。

僕がまだ税金に疎(うと)かった若い頃、年末調整とは『よくわからないけど税金が返ってくるプチ・ボーナス』ぐらいの感覚で喜んでいました(^^ゞ

逆に、源泉徴収されていた額よりも算出された正しい税金の方が高ければ、年末調整後に更に追加で税金を納めるケースもあります。(そうそう無いそうですが)

 

控除とは、税金を下げる特効薬のようなもの

控除というのは、平たく言えば税金を下げるための処理です。
各種控除を適用すると、最終的な所得税額は下がります。

年末調整の前、12月頃になると控除申請の用紙を渡されます。
配偶者や扶養者の名前を書き、生命保険などの支払証明書の控除額を記載します。

昔はこれの意味がさっぱりわからなくて、ただ面倒くさいだけでしたが、税金をガンガン減らせる魔法の紙なので、必要事項を漏らさず記入して提出しましょう。

 

還付申告で、多く納めた税金を取り返す

年末調整をせずに退職した場合、自分で確定申告(還付申告)をすれば、納め過ぎた分が返ってきます。

また、給与所得者で年末調整をしているけれど、医療費控除住宅ローン控除といった特別な控除がある場合は、還付申告によって税金が返ってきます。

これらのように源泉徴収で納め過ぎた税金が返ってきたり、特殊な控除で税額が下がって浮いた税金が返ってくる申告を、還付申告と言います。

特に、転職に慣れていない場合、年末調整せずに退職した際の還付申告がよくわからないからと手続きをしない人が多いですが、非常にもったいないです。

もしあなたに該当する条件があれば、職場や税務署に必ず確認してください。

▼還付申告の詳細はこちら
https://www.nta.go.jp/taxanswer/shotoku/2030.htm

 

副業で利益が出れば、給与所得者でも確定申告が必要

職場の年末調整だけで全て処理できない場合は確定申告が必要です。アフィリエイトやネットビジネスで利益が出ていれば確定申告をしなければなりません。

▼詳細は国税庁のホームページに記載されています。
https://www.nta.go.jp/taxanswer/shotoku/1900.htm

給料が2000万円を超える人、2ヶ所から給料を支給されている人、副業その他の収入がある人などは確定申告の対象です。

あなたが確定申告の対象であるかどうか、こちらで解説してあります。